TOP>>フロアコーティングが剥離する原因!DIYで補修はできる?
フロアコーティングが剥離した場合、どのような対処をするべきなのか迷ってしまうのではないでしょうか。
フロアコーティングが剥離するのにはいくつか理由があり、原因を知るだけでも適切な対処をとりやすくなります。
本記事では、フロアコーティングが剥離した際にすべき対応のほか、剥離の原因も解説します。
DIYで補修は可能なのかも紹介しますので、業者に依頼するのかどうかも検討してみてください。
フロアコーティングが剥離するとき、何らかの原因があることがほとんどです。
原因はいくつかパターン化されているため、中身を知れば、どのような対策をとればよいのかがわかります。
フロアコーティングが剥離する原因を4つのパターンに分けて紹介しますので、自分自身のケースと当てはめながら考えていきましょう。
フロアコーティングが剥がれている場合、考えられるのが施工不良です。なかでも下地処理にミスや手抜きがあると剥がれやすくなってしまい、補修が必要となるケースがたくさんあります。
下地処理をする理由は、床と塗料の密着率を上げるためです。そのため、下地処理がうまくいっていないと、コーティングが剥がれてしまうのです。施工会社側のミスを防ぐためにも、自分が心から信頼できる業者を見極めることがとても大切でしょう。
施行会社側のミスのなかには、コーティングとフロア材の相性を無視することも含まれています。コーティングとフロア材の相性の悪さに気づかず施工してしまうと、コーティングが剥がれる要因になります。
そもそも床材は、かなり幅広い種類の商品が用意されているため、それぞれに対応したコーティング材の使用が求められます。床材との相性を踏まえなければ、コーティングの剥離につながると覚えておきましょう。
ペットを飼っている場合、おしっこが原因でフロアコーティングが剥がれるケースもあります。
フロアコーティングは、ペットの爪で床を傷つけないようにするためにも大きな役割を担っています。
しかし、ペットがフロアコーティングの上におしっこをすると、剥がれやすくなるのが事実です。
フロアコーティングはアンモニアに耐性がなく、剥離する原因に直結してしまいます。
ペットを飼っているのであれば、爪によるキズ以外にも、薬品や水分に強みをもつコーティングを選んだほうがよいでしょう。
フロアコーティングの種類によって、熱に弱いものもあります。
冬場にホットカーペットなどを使う場合、熱に弱いフロアコーティングを使用していれば、そのぶん剥離しやすくなります。
コーティング材のなかには「床暖房対応」とアピールされたものもあります。ホットカーペットを使うご家庭であれば、あらかじめ熱に強い商品を選ぶとよいでしょう。
また、耐熱性の低いフロアコーティングを利用するのであれば、床の上に耐熱性のシートを敷いて、コーティングを守りましょう。
フロアコーティングが剥離した場合、補修を検討する方がほとんどです。しかし、フロアコーティングが剥がれたときの適切な対処法は、人それぞれともいえます。
フロアコーティングを補修するときの選択肢を紹介しますので、自分に合った方法できれいなフロアコーティングを取り戻しましょう。
フロアコーティングの補修は、業者しかできないものと考えられがちですが、実は自分でDIYすることも可能です。
少しのキズであり、わざわざ業者に頼むのは気が引けるときは、DIYで補修したほうが費用も安く済みます。
フローリングの補修をDIYで行うときは、フローリング補修キットを用意しておきましょう。さらにスチールウールや綿棒、ドライヤーなども準備する必要があります。
しかし剥離の状態や、DIYを行う方の器用さによっては、作業に困る恐れもあります。なるべくコーティング材を均一になじませることを意識し、それでも難しい場合は、無理をせず業者に依頼しましょう。
部分的にプロに依頼したいと考えている場合も、業者にお願いすることが可能です。
専門業者に依頼すると非常にきれいな仕上がりが期待できるので、DIYに自信のない方は、遠慮なく業者に依頼してみてください。
専門業者にコーティングを依頼する場合は、職人の人件費のほか、交通費も費用に上乗せされることが一般的です。1m2あたり、シリコンコーティングは3,000円ですが、職人の交通費と日当を合わせると、1日でプラス2?3万円がかかります。
合計して3~4万円はかかりますが、駆けつける距離によって費用が変動する恐れがあるので、あらかじめ業者に相談しておくのもひとつの方法です。もちろん、全面補修も業者に依頼できます。しかし、全面補修は使用するコーティング剤の種類によって対応が分かれます。
コーティングの全面補修をする場合、フローリングと張り替えるのと同じような費用が求められ、費用が高くつく恐れがあります。
施工業者側のミスで剥離が起きた場合は、フロアコーティングを無償で全面補修することもありますが、基本的には高い費用が必要な補修方法です。
フローリングと同じような費用がかかるのであれば、全面補修をするよりもフローリングを張り替えたほうが得策かもしれません。
フロアコーティングをするのであれば、剥離のほかにも気をつけたいトラブルがあります。
業者をしっかり見極めずに依頼してしまうと、施工後のトラブルに巻き込まれてしまうおそれがあるのです。
トラブルを回避するためにも、施工後に起こりやすい問題を探っていきましょう。
フロアコーティングは、使用するコーティング剤により仕上がりが変わります。
また、施工方法も影響が出るため、業者を選ぶ際はコーティングの種類に注目しましょう。
コーティングの種類が多ければ多いほど、実績が豊富な業者であることが多いです。取り扱っているコーティングの種類で業者の実力が判断できることも覚えておきましょう。
白華と呼ばれる状態は、フロアコーティングが白くなっていることを指します。
コーティング剤がきちんと乾かされていないと白華が起こりやすくなってしまい、一部分だけでなく全面的に白っぽくなる場合もあります。
補修する場合は、ワックスや薄い樹脂を使って塗り直すことになるでしょう。コーティング前には白華を削る作業が必要です。
床鳴りは、水分が含まれると生じやすくなります。よく「フロアコーティングをすると床鳴りしやすくなる」と言われることがあります。
しかし、床鳴りはフロアコーティング自体が影響しているのではなく、水分と乾燥が大きく関係しています。
むしろ、フロアコーティングは湿気を防ぐ効果を発揮するのが、特徴のひとつです。コーティングをすることで、床鳴りも軽減できるかもしれません。
フロアコーティングにおいて、一部分の光沢が目立ってなくなっていることを「つや退け」と呼ばれています。
普段の暮らしでつや退けになる可能性がありますが、施工ミスという場合もあるので、注意深くならなければなりません。
つや退けを対処するには、DIYでも対応できます。作業は簡単なので、不器用な方でもすぐにできるでしょう。
DIYをする際は、研磨剤であるコンパウンドをホームセンターで購入し、作業をスタートしてください。
フロアコーティングが剥離するのは、さまざまな原因が考えられます。
理由は決してひとつとは限らないので、何が原因で剥離しているのかをしっかりと見極めなければなりません。
なかには、経年劣化や日々の暮らしで剥離するケースもありますが、施工ミスということも考えられます。
施工ミスの場合は、無償保証の対象内であることがほとんどなので、施工ミスを疑われる場合は遠慮なく業者に相談してみましょう。
また、フロアコーティングの補修についてはDIYできるものもありますが、不器用な方は無理をせず、プロの専門業者に依頼をおすすめします。
施工後に起こりやすいトラブルも踏まえ、フロアコーティングの補修を検討するべきです。
コラム更新日:2023年10月13日(金曜日)
フロアコーティングFSSCOAT
専任プランナー:佐藤恭典